*--ペルー旅行記--*

2004.5.18〜26


5日目(22日)

今日はプーノに向けて移動日。
今日の移動は長時間。
しかもさらに高地となる。

夢姉は辛そうだったけど
どうにか移動できる状態に。。。
大丈夫かな〜

夢も頭痛は残っているものの
昨日よりは少し楽。

まずはバスでクスコ郊外のサクサイワマン遺跡へ。
砦ではなくクスコ北側の町の一部をなしていると言う。
高地クスコでは朝晩の冷え込みが激しく
足元を見れば霜が降りている。{{{{(+。+)}}}}寒ううぅ〜

クスコの町は上から見るとピューマの形をしていて
そのピューマの頭を完成させるためにここが作られたとか。

土台しか残っていないのは
スペイン人だけではなく地元の人たちも
70年位前くらいまでは
建築資材としてこの遺跡の石を
切り出していたからだそうだ

でも、残っている遺跡だけでも
その石組みの緻密さがうかがえる。

  
3段になっているのは
3つの世界を表している



  
  
屏風のようにギザギザに
作られているのは
雷をイメージしている
自然崇拝の一種

大きい石は1個360Tもあるんだってw(゜o゜)wわお!!
コロを使って人工的な斜面使って石を乗せたそうだ。


続いてタンボマチャイ遺跡へ。
湧き水が出ているところで
農耕民族のインカ人はここを祭壇とした。
今でも石造りの2段の祭壇に設けられた3つの穴から
水が湧き出していた。

一度、ホテルに戻りバスを乗り換え
プーノに向けて7時間の旅の始まり。

クスコを出て間もなくオロペサと言うところで
添乗員さんがチューダーパンと言う巨大パンを
みんなのために購入。
ほんとに大きい〜(笑)


現地ガイドさんの顔の数倍はある
3個で5ソル
味は甘めでパンとお菓子の中間?

途中「コンドルは飛んでいく」の原曲が生まれた
ティンタの町を通る。
スペイン植民政策にに抵抗したインカの末裔
コンドルカンキの最期の場所。

スペイン人に処刑された彼がコンドルになって
飛び去ったとの伝説からこの曲が生まれた。
ひなびた小さな町だった。

クスコを出発して約2時間、トイレタイム。
SAN PABURO
日本で言うドライブイン?( ̄~ ̄; ウーン
お土産屋さんもあってビクーニャ、アルパカ、幼いワイなどの
動物が放し飼いされていた。


トイレの扉には民族人形が。
とっても可愛いかった。
でも動物達を撮らずにトイレを撮った夢
高山病で少々壊れ気味?(爆)

アグアスカリエンテの町を通り
今回の旅程最高地のラ・ラヤ峠へ。4335m
空気が薄い〜ハァハァゼェゼェε-(。_。;)ノ

クスコ県とプーノ県の境の峠


右端に見えるのが雪を頂いた
5440mのチンポーヤ山



  
峠にバスが到着すると
大急ぎで荷物が広げられ
即席のお土産屋さんが開店

峠からほんのちょっと下ると
たくさんのアルパカが放牧?されていた。


アルパカはイチュと言う草を餌として食べる。
触ると硬くてツンツンしていて痛い。
あんな硬いものよく食べるよね〜(=^_^=)

イチュは家の屋根にもロープにも
橋にさえ利用されているそうだ。



アルパカって
高地の生き物だな〜実感(笑)

  
可愛い目をしていた。
手前に見える草がイチュ

さらに1時間強走って昼食。
夢姉と夢は食欲がなくてバスでみんなを待つことに。

メニューは
ビーフコンソメ、ビーフ、チキン、お魚から1品、フルーツパンチ
だったとか。残念!!(=´ー`=)エヘッ

でも、やっぱり食べられない人も何人かいて
添乗員さんが用意したインスタントお粥の登場となったらしい。
添乗員さん、本当にご苦労様です。

クスコを出て7時間半
プーノ近郊のシルスタン遺跡に到着。

標高も高いし40分の行程で
上り坂と聞いてちょっと尻込み(^^ゞ ポリポリ
夢姉はバスに残ると言う
みんなに励まされて夢は参加することに。

バスを降りると小さな少女や子供を背負った母親が
民族衣装を着て口々にフォトと・・・
モデル代1ドルが相場なんだって。。。

ここはプレ・インカ時代遺跡で
お墓がたくさんあった。
インカ時代のような緻密さはまだ見られない。


あんなに高いところに!!
(T _ T)うぅぅぅうぅぅぅ


上の写真のお墓の裏側
半分崩れ落ちていた
内側の丸い石組みの中に
ミイラを収めた
  
  
大小さまざまな墳墓があった





お墓の正面には上にトカゲが描かれ
下には東に向かって小さな穴があけられている。
トカゲは冬眠して目覚める再生のシンボル
東向きの小さな穴は入り口の役目で
日光が入るようにと言うことらしい。

お墓にミイラを入れて、コカの葉
リャマ、アルパカの油を入れて燃やし
煙を中に入れたとの説明も。
薫蒸?宗教的なもの?
ボォーッとしてて聞き逃したかも(笑)

そのほかにも石で丸く囲まれた太陽の神殿、月の神殿もあった。
太陽の神殿には1枚岩の3段の階段があり
やはり3つの世界、コンドル、ピューマ、ヘビが表されている。


遺跡のある丘の麓にある
ウマイヨ湖
アルパカが放牧されていて
近くで写真をとろうとすると
牧童?の少年に
お金を請求されたとか
  
  
ウマイヨ湖に浮かぶウマイヨ島
湖の青さと空の青さが
心に沁みる






シルスタン遺跡を降りて近くの農家を訪問
夢も行きたかったけど、ここでギブアップ

農家では中を見せてもらったり
茹でたジャガイモに食用泥つけて食べるのを
ご馳走になったりしたんだって。。。
行きたかったな〜・゚゚・(/。\)・゚゚・.

クスコ出発から約10時間
やっとプーノのホテル
リベ ルタドール イスラ エステベス 到着
標高3890m、チチカカ湖に突き出たホテル。
長かった〜〜〜〜〜〜

夕食はインカスープ、マスのグリル、デザート。
食欲が無くて夕食は食べられなかった
折角の名物料理なのに。。。"(ノ_・、)"クスン

夢姉の様子はさらに悪くなっていて
とうとうお医者さんに来てもらうことに。。。

添乗員さんに通訳してもらいながら診察。
吐き気止めの注射とお薬

夢の頭痛と吐き気もさらにひどくなり
ついでに診てもらってお薬を貰った。

チリの人の平均月収からすれば
結構高い往診&お薬代かな

吐き気止めの注射が効いたのか
夢姉は少し楽になったみたい。
よかった〜(*´ー`)=3ほっ






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