*--ペルー旅行記--*

2004.5.18〜26


4日目(21日)

憧れのマチュピチュに向けて出発の日。
でも、夢姉はベットから出ることもできず
吐き続けている。。。
とても行けるような状態じゃない。。。

連泊なのでホテルの移動はない。
夢姉は夢だけでも行って来てって。。。
夢も頭痛薬飲んでどうにか動ける状態。
( ̄~ ̄; ウーン

でも折角ここまで来たんだし
マチュピチュはクスコより
わずかだけど標高が低いし
どうにかなるだろうと行くことにした。
マチュピチュは今度の旅行で
どうしても見たかったところだし。。。

夢姉、ごめん。

朝5時40分
列車に乗るためにサンペドロへ
{{{{(+。+)}}}}寒ううぅ〜
ベスト着てウィンドブレイカー2枚着て
それでも寒い。

列車は暖房が入ってない。
乗務員さんは厚手のコートを着ている。

そうそう、列車といえば
車両間の行き来ができなくて
一車両に3人の乗務員さん。
       
6時定刻出発。
途中までは登りで
いきなりのスイッチバック
運賃は現地の感覚から言えば高いようで
地元の人の利用はほとんどないと言うことだった。
観光客用?



車両間は行き来ができない電車


途中までは山の斜面に建つ民家のすぐ傍を走る。
街中はさほど感じなかったけれど
線路に沿った斜面には、急にゴミが目立ち始めた。
こう言っていいのかどうかどうかわからないけど
やっぱり地方はまだ貧しいのかな

  
線路のすぐ傍まで民家が

  

 車窓から見える住宅は
斜面の上の方まで続いている


標高が上がり
朝もやの中を電車は走る

途中この区間の最高点ラルフ通過。
3600m!
頭痛い〜(〃´o`)=3 フゥ
ここを超えれば後は下り。
頑張ろう〜ヽ(´・`)ノ おぅ!

  ポロイ駅で停車
降りてる人も。。。
みんな元気だなぁ〜(笑)

  
マチュピチュの近くにある
雪を頂いたひときわ高い山
 サルカイタン山が見えてくる。
6270m・・・すごいな〜

ここで朝ご飯。
サンドウィッチ、フルーツ、甘いスナック
機内食のような朝食。
しかし、ペルーのケーキもスナックも甘い
甘いもの好きな夢もさすがに食べ切れない。(笑)

途中の停車駅で添乗員さんが
茹でたジャンボコーンを購入。
一粒一粒の大きいこと!w(゜o゜)w

みんなでお味見。
ちょっと硬めでとうもろこし!って言う味は
そんなにしなかったけど結構おいしかった。
でも、やっぱりとうもろこしの味かな〜(笑)



クスコを出てから約3時間半
マチュピチュが近づいてきた
山の斜面にインカ道が見えてくる。

3泊4日でマチュピチュに向かう
トレッキングコースになっているとのこと。
荷物を背負ったポーターさんが
小さく見えていた。

クスコより低いといっても
マチュピチュは2460m
タフな人がいるんだな〜。


マチュピチュは本格的なジャングルと
アンデス山地の境目にある。
遺跡まではアグアスカリンテ駅から
乗合バスでくねくね道を登って約30分。


遺跡となっている街は
スペイン人が入ってくる前から
存在していたことが判明したことで
インカ最後の皇帝の避難場所ではなく
王侯貴族の別荘地だったのではと
考えられているそうだ。


ついに来た〜!!
入り口で荷物を預けていざ出発。
でも・・・
急な斜面・・・

添乗員さんからはショートカットで
みんなが降りてくるのを待ってもいいと説明が。。。

途中まで登って見上げると
急な登りがまだまだ・・・

ショートカットしようかなと夢
70代の方も登られましたよ。
添乗員さんにそう言われちゃね〜
ハァハァゼェゼェε-(。_。;)ノ


それに登れば当然下りが。。。(爆)
手すりもなくゴツゴツした石でできた
恐ろしいまでに急な階段と下り坂。
しかも一段一段が高い!
どうやって降りたかはご想像に・・・(^^;)


見上げるだけでため息の出るような
急な階段と上り坂

頂上はまだまだ(笑)

でも頑張ってよかった〜。
本当に空中都市そのもの。
言葉にならない。。。
こんな山奥の
こんな高いところに。。。
頂上のほんの狭い場所に
築かれた街!!


上から見下ろす遺跡に感激!
言葉も無い
  
比較的なだらかな階段状に
見える反対側は断崖のよう


遠目には遺跡自体
比較的平らに見えるけど
実際は階段状になっていて
かなりの高低差が


遠見てるだけで足がすくみそうだった

 
ここに座ってる人が偉く見える
高所恐怖症の夢(爆)

遠段々畑に見えるところもあるが
街の基盤としての役割もあるそうだ。
街は農耕用と居住用に分かれているとのこと

街を作っている石は
石切り場もあってここで調達されたものだが
土はふもとの肥沃な土を運び上げて
人工的に平らな所を作ったとの説明に
街のある高さを思えば、ただただ嘆息。


すぐ傍には大きな石がゴロゴロ
この石を町の石切り場で加工?

水はさらに高いマチュピチュ山から引いていたらしいけど
その技術もさることながら
実際に街を作った人たちはどんなに大変だったろう。

住人は畑の面積や水などから
300人から1000人程と言われている。

 
街の中心部以外は
平らなところが本当に少ない

     
見中心部を見下ろす形で向かいの山にも遺跡が
 農地部分? 見宗教的な建物も。。。

     
近くで見ると
細かく区切られているものの
意外と街は大きい



建物の壁に突き出ている
三角部分の穴を利用して
茅葺の屋根をはったと考えられている


神殿跡
手前は神聖な広場


インカの世界観。。。
この世には3つの世界がある。
地上の上、地上、地下
それぞれが、コンドル、ピューマ、蛇で表されていて
遺跡にもよく見られる。



中心の突起の陰の場所で夏至と冬至がわかる
また突起の角が東の氷河、北のワイナピチュ
南のマチュピチュ山を向いており
日時計と言うより宗教的天文学的場所


少し下がって来たところから
街を見上げる

  
   

同じく少し下がって来たところにある
建物跡と思われるところ
屋根を葺くための突起が並んでいる


マチュピチュを後にして
再び乗合バスに乗って駅に。
駅近くのレストランでバイキングランチ。
パスタがおいしかった。

昼食後自由時間。
駅周辺はお土産屋さんがたくさん。

     
アグアスカリンテ駅周辺のお土産屋さん
この他にも線路の間際にもお土産屋さんが並んでいた


帰りの列車の中では
乗務員さんのファッションショー。
アルパカ製品の実演販売。

ちょっとしたショーもあって
車内は和気藹々の雰囲気に。


クスコに戻った時には夜になっていた。
夕食はフォルクローレを聴きながら
外のレストランで。

マチュピチュから夢姉に
電話は入れておいたけど
夕食が取れる状態かどうか
わからないので
トイレタイムを兼ねてホテルによって貰うことに。

でも・・・
やっぱり夕食は無理だって・・・(T_T)

夢姉のことは気になったけど
みんなとレストランへ

メニューは
なんかフワフワした玉ねぎスープ食パン入り
(よくわからないスープ(笑))
アルパカ、ビーフ、チキン、お魚から1品
フルーツ付きアイスクリーム
飲み物は例のピスコサワー、レモネード
ビール、ジュースの中から選択

夢はアルパカを選んでみた(笑)
歯ごたえがあって思ったより癖もなく
食べやすかった。
食欲なくてほんの少ししか
食べられなかったのが残念(笑)

フォルクローレ・・・
なぜか尾崎豊の曲が^m^ ふふふ
フォルクローレの演奏にあわせて
ダンサーの人も。

ホテルに帰ったのは22時ちょっと前。
夢姉は相変わらず辛そう・・・
電話口では無理してたんだね。

あまりに辛そうだったので
酸素吸入をして貰うことに・・・
でも、酸素吸入もあまり効き目はなかったようだった。

ちなみに、クスコなどの高地のホテルやバスなどには
酸素吸入器が常備されているとのことだった。





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